田舎にいると知的刺激を受ける機会が少なくなります。気軽にセミナーなどを受けられませんからね。命の学校行ってきました。3時間眠くならずに飽きずに聞き入りましたよ。
今回は私と同じ年の加藤忠相さん。介護などの世界は程遠い世界でしたが、やられていることは、人を人として尊重するという、人として当たり前のこと。他の組織などの状態を聞くと、どうやら当たり前のことができていない世界のようです。
老人にサービスをしてあげているという態度ではなくて、一緒にどうやって地域に貢献するかを考えているのが素晴らしいです。弱点を見るのではなく、強みを活かしていく。強みを伸ばしていくと弱点も補強されていくとも。興味深いですね。
まるで会社の人事の話として聞いても勉強になります。いろいろテクニック的なことも面白かったのですが、加藤さんが想いを込めて話されているのが伝わり、目頭が暑くなるしシーンがありました。
真剣に想っていると伝わります。最後まで命をどう使うか、自分の人生も頂いたこの命を全うして死にたいものです。加藤さんの想いが聴衆に伝わったのか、講演が終わった後は挨拶しようと人が並んでいましたね。
死と真剣に向き合っているからこそ、一期一会、悔いのないように接する、真剣勝負ができているのだと感じます。
知らなかったですが、彼が話していたハンナ=アーレントの
労働:消える価値のための
仕事:人の役に立つ
活動:やりたくてやる事
という分類。確かうろ覚えですがこんなだったような。
今読むとちょっとニュアンスは違うようですが、自発的な活動が増える方がいいことには賛成です。
より良い人間関係を作るのがトップゴールというのが刺さりました。共有共感の持てるトップゴールを設定できれば、自然と人は自発的に動いていくのでしょう。自分のトップゴールは愛の実践かなと考えてました。
あと、食事の重要性にも触れられていました。きちんとした食事は生活の質を高めるし、健康にもつながります。
よく生き、よく死ぬために!
加藤さん、貴重な経験のシェアをありがとうございました。