生命力
岡本太郎の言葉は好きで、名言集のようなものは何冊かもっていた。
切り取られた欠片ではなく、一つの文章として読んだのは、
沖縄文化論がはじめて。太郎さんの言葉は単独でも輝いているのだけど、
流れの中に存在してこそ価値がでるように見受けられた。
彼の言葉は生命力に満ちている。力強く、ぐいぐいと引き込まれる。
「ほとんどの人間はあきらめて、適当にやっています。だれでも、
子どものときには、人生ってもっとすばらしいものだと思っている。
大きくなったら、と夢想していた。にもかかわらず-毎日毎日の
生き方がなにかほんとうではない。こんなものではないはずだ、
とあせります。しかし、そういうふうに矛盾を感じる人は、
極めて感受性のすぐれた、良心的な人なのです。
多くはそんな疑問さえもちえない。絶望的な状態です。
そして知らずしらずに、自分をいつわりつづけている。
(略)
自分自身に充足する。-電気冷蔵庫をおいたり自家用車をもって、
生活が楽になる。そんないわば、外からの条件だけが自分を豊かに
するのではありません。他の条件によってひきまわされるのではなく、
自分自身の生き方、その力をつかむことです。それは、自分が創り
だすことであり、言いかえれば、自分自身を創ることだといってもいいのです。 」
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