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サブプライム危機の再燃

 サブプライム債券の崩壊を発端とする債券危機は、米経済の全体的な資金調達能力を引き下げ、住宅ローン破綻による消費の減退と相まって、アメリカの景気に悪影響をもたらしている。石油価格の高騰などでインフレがひどくなる中で、連銀は12月の会議で再び利下げをするのではないかという観測が、関係者の間で強くなっている。(関連記事)  9月と10月の連続利下げは、世界的なドル安を引き起こし、原油や金の価格高騰に拍車をかけ、中東産油国や香港などの通貨の対ドルペッグが外れそうになった。原油の先物市場では、すでに1バレル250ドルの先物が売れ始めている。その水準まで高騰すると考えている関係者がいるということだ。(関連記事)  そんな現状下で、再度の利下再度の利下げは、11月に入ってのサブプライム債券危機の再燃と合わさって、ドルの信用不安を再燃させることは間違いない。アメリカの財政赤字が9兆ドルを超えて増え続けていることも、ドルの信用不安を加速する。世界経済は、どんどん危険な方向に追い込まれている。(関連記事)
 イギリスのコラムニスト、ウィル・ハットンは最近、英オブザーバー紙のコラムで、今回の金融危機は30年に一度の大規模なもので、これによって、市場原理を重視する自由主義経済政策の時代は終わるだろうと書いている。ハットンは、今回の金融危機は、3500億ドルのサブプライムの不良債権を抱えるアメリカだけでなく、アメリカのやり方をそっくりコピーして運営してきたイギリスの金融界をも崩壊させると予測している。金融危機は、米英中心の覇権体制を崩壊させるまでの展開になるということである。(関連記事)

現状の3倍の石油価格を考えてみてください。
1リットル500円近くなる可能性も見えてきているわけですね。
膨らませ続けてきた風船が弾ける日は近いのでしょうか。
時代の変革期には、ありえないことがたくさん起こります。
その機に乗じて動いていけば、大変な可能性があります。
持たざる若者ほど有利な時代ですね。

4 comments

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hiro@米国IT企業社長

米国IT企業社長ブログのhiroです。ご無沙汰しています。
サブプライムローン破綻の影響は、米国では本当に切実なものとなっています。私も米国で不動産のローンを組んでいますが、最近は本当に金利が高いですね。
ガソリンが安い米国でも、先日、1ガロン4ドルを超えて驚きました。

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ozeki

小麦の産地のオーストラリアも不作続きで
エネルギー危機と食糧危機、危機がたくさん
やってきそうですね。

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覗く子羊

数多あるはずのコラムの中から選ばれたのが、左寄りのようですので驚きました。
過激なアジテイトと曲解する者がいないこともまた。

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ozeki

右か左か、ラベルをつけられちゃうのは
仕方ないですね。特にこだわりはないので、
踊らされてしまうこともあるでしょう。
そうして学んでいくつもりです。
体験しないとわからない馬鹿なのです。

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