夜明けのブレス
今は台風の前の静けさ、そんな感じがします。
時代が変わっていく時はどんな感じなのでしょうか?
明治維新や戦争終結のように、明らかにそれとわかる場合と
携帯の普及やネットの浸透のように徐々に変わっていって
気づいたら変化が当たり前になっている場合がありますね。
政治が変わるとき、経済が変わるとき、文化が変わるとき、
宗教が変わるとき、、人が変わるとき。。。
どんな場合も、このままでは駄目だという危機感が先に
立つことが多いのではないでしょうか。
現代は経済の時代ですね。
上場企業も国家も、右肩上がりの成長が当然でした。これからは
こんな時期だからこそ、新たなアイデアやサービスによって成長
できる企業・国家が選別されていきます。そして、どんな主体も
自分だけは違うと思い込んでいます。しかし、右肩上がりを永遠に
志向することは、がん細胞のようなものです。
かといって、数字が成長しないのは納得いかない御仁も多い
ことでしょう。こういう文節で語ると、二元論になりがちです。
成長するかしないかどっちだ!というように。
人間だって、身長という目に見える成長のあとは、
目に見えない、心や頭の成長があります。どんな軸を基軸に
据えていくかが問われるでしょう。大人がいつまでも身長や
体重にこだわって無理やり伸ばそうとしたらおかしくなります。
また逆に子供が、栄養を疎かにしたら健全な発達はないでしょう。
今は何を大事にすべきなのか?そんなことをじっくりと自分に
問いかけていく時期のように感じています。
変化を希求するとき、それは逃避ではないかと自問して欲しい。
経済の在り方の変化を求めるとき、単純に経済活動を捨てて、
自給自足だ!エコだ!といった話に逃げがちです。
巷で語られている危機話に賛同して、その時を待つのではなく、
いま自分はどんなことを体験したいのか、自分は何を求めて
いるのかをもがいて、人を頼って、あがいて、悩み苦しんで
やっと掴めるものでしょう。
簡単に手に入れたものは失いやすい。苦労して得たものが
本人にとって本物です。安易に逃げずに、今の持ち場に向かう
ために、大きなビジョンを持つべきです。
自分の周囲にしか答えはないのですから。
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