世間の興味より面白いものがある
世間の興味より面白いものがある。
私は、ビジネスのネタを考えるよりも、神とは何か?人間とは何か?を考えるほうが面白い人種なのだ。どの道を歩んでいても、行くところまで行くと、みなそこに行き着く。死の間際になって考える人もいれば、物覚えがつく頃から求める人もいる。人それぞれだが、究極の道楽である。
だからといって、いきなり「神とは音だ」とか言われても興味がわく人は少ないだろう。ぶっ飛び過ぎである。
しかしその言葉の真の意味がわかると、あなたの悩みは消えるだろう。
世界の仕組みがわかれば、世界の創造に参加できるのだ。道楽こそが究極の錬金術だ。
人はみな、実は知らず知らずのうちに、世界の創造に関わっている。しかしそれを自覚していないので、知らないだけだ。
会社で言えば、社員は知らない内に社風に影響も与えるし、また影響を受ける。そして知らず知らずのうちに、その会社風の人間になっていく。
最初はただの社員でも、会社の仕組みがわかれば影響力を増すことは出来る。そしてリーダーになる。社長になることも可能だろう。
何でもそうだが、やったことない体験を、ある程度してみると、飽きてくる。平社員も、部長も、役員も、社長もいずれ飽きる。
そうすると、つまらなくて辛いから、よりビジネス創造に明け暮れて、心が感じる暇をなくすか、酒・女・名誉などに男は逃げる。女性の場合は、子育てやお買い物、美容などにエネルギーを割り振るのだ。そして魂の訴えを感じないようにする。
今いる世界だけで満足していては、井の中の蛙である。もっと広くて深い世界があるのだ。
井戸の狭い世界で、噂話や、ゴシップを楽しむ大衆になるより、噂、ゴシップを生み出す中心存在になるほうが面白くないだろうか?
本当のところは当事者にしかわからないし、それを体験できるのも当事者の特権なのだから。
私がしたいことは、意識を高みへと引き上げることだ。
もっと面白い世界があるのだと感じさせたい。
「あの人もどうせ金が欲しくてやったんだよ。」「金に困っていたらしいよ。」「離婚もしちゃってどうしようもないね。」
などと噂しても別に構わないけど、それであなたは幸せになるのだろうか?
魂がふるえるほどの高揚感が得られるだろうか?私はそれを感じてもらいたい。
どうせ噂するなら、
「彼は何を求めているのだろう?自分は何を求めているのだろう?」
「お金で何がしたいのだろうか?お金とは何だろうか?」
「結婚、離婚の意味とはなんだろうか?出会い、縁の意味とは何だろうか?」などと自分に問いかけるキッカケにして欲しい。そうすれば、世の中のネタ全てに価値がでてくる。
仏陀が家族、権力、富、地位とすべてに恵まれていながらも、それらを捨てて求めたもの。それこそが本当の宝で財産ではないか。イエス=キリストが命をかけてでも訴えたもの、それこそが人生にほんとうに必要なものではないか。
世界がわかれば、人間もわかる。勿論、世界は簡単にはわからない。しかし、求めたら求めただけ、理解は深まる。
ビジネスも政治も、結局は人間が動かしているものである。お金や地位を求めることより、人間を理解しようとすることが、遠回りに見えて早道ではないだろうか。なぜなら、お金や地位がある人よりも、本当の自分を見てくれて、導いてくれる人のほうに人は魅力を感じ、引かれるからだ。お金持ちはたくさんいる。そんな人よりも、知恵と愛がある人のほうが価値があるし、またそんな人は少ない。
真に価値あるものは、どこの世界も少ないものだ。
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