想いの連鎖

 予期していなかったが、逮捕される前に書いた記事で、恐らく一番読まれた「人間の価値」というエントリーがある。結果として2011年6月の書き込みはこの記事だけだったので、自分にとっては意味深い数字を持った記事となった。後々、読み返してみて、内容もタイムリーでシンクロしていたなと感慨深い。事件当時、コメントが殺到したが、中にこんなコメントがあった。

もし、尾関さんを守るために頭数か必要だったり、自分が役に立てるならいつでも呼んでください。

ほとんどの人間は匿名でコメントしている中、実名で堂々と応援のコメントをくれた。勇気と覚悟のある人間にしかこんなことは出来ない。言うは易し、行うは難しだ。彼はコメントに書いてくれた通り、有言実行してくれた。自分の仕事よりも、自分たちを助けるために仕事も一緒にやってくれて、最大限の協力と参加をしてくれている。

こうした想いのある人間に囲まれていることが一番の幸せだ。かといって、狭い世界で仲良しこよしをしている訳ではない。想いがあるからこそ、それを欺瞞にしないために、逃げることなくぶつかれる仲間の有り難みがある。ぶつかり合う事でしか、人は磨かれない。想いがない人間とはぶつかる事も出来ない。適当なことを言って逃げるだけだ。

真剣になればなるほど、大事なことは、頭の良さや器用なことよりも、想いを感じる人間であるかどうかだとわかってくる。いわゆる、頭のいい人間ほど、目先のことにとらわれて、本当に大事なことを見失いやすい。信頼や愛といったものを。

見えない大事なもの以外でも、見える経済的なことももちろん大事だ。それについても、投資のことや沖縄の価値を伝えることで、価値あるものを残したいのなら、沖縄でやったほうがいいと伝えてきた。

地震も放射能もない、暮らしやすい土地というだけでなく、地元の人が経済活動にあまり興味がないゆえに(笑)ビジネスチャンスで満ちている。勿体ないことだらけである。今後、人口も増えていて、土地もあがっていて、米軍再編に絡み、いい土地がドンドン出てくる沖縄が発展しないわけがない。観光客は、今まで高い航空券であっても600万人もきていたのだ。格安航空会社のLCC参入で更に来県数は加速する。

そうした経済的な事に惹かれて、今後関わる人間は増えてくる。しかし、そうではない時から、経済的なメリットではなく、「想い」で繋がってきた人間の価値は計り知れない。
冒頭に載せた曼荼羅。これは6人の仲間が11日間昼間は仕事をしながら、徹夜で作り上げた作品だ。自分の想いに対して、彼らの想いを込めて応えてくれたものだ。実物を見ると、その細かさに驚かされる。形や数に想いを込めて制作している。お金で買う事は出来ない。その想いを感じ、更に想いを込めた行動で繋げていく。「想い」に、「想い」で返していく。
お金で返す事は容易い。想いで返すのは大変だ。大変だからこそ、誰にとっても価値がある。生活のためといった変な欲が絡まないからこそ、その体験を、その想いを純粋に味わえる。想いを感じた事のない人間にはわからない世界だ。
そういう人間は、かつて人間たちが神々に感謝を捧げて、儀式や芸術を奉納してきた気持ちなどわからない。想いがわからない人間は、感謝の気持ちを表現されても、
「そんなものより、お金の方がよかったな」と相手の想いを切り捨てる事だろう。
例え切り捨てられても、いつか亡くなったとしても、想いは残る。相手がどう思おうと、それは大した問題ではない。想いを感じる人間がいれば、いつでもその想いは蘇る。想いを感じる事の出来る、想いのある人間にしか世界は創れないのだ。我々は誇りを持って世界を創っている。その証拠の一つがこの曼荼羅なのだ。
311の日に記す

10 comments

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投資家

バイアウトの後、意味もない投資ばかりして無一文になっても、「想い」だけは残っているということですね。
良かったじゃないですか!?
それで少しでも慰めになるならしがみついて生きていきましょう!!

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哲学者

11という数の図柄は二本の柱とその間というイメージ…
二柱は陰陽を、間は均衡を表わす。
漢数字でも十一で陰陽、かさねて土となり中央、融合を表わす。
ローマ数字XIも同様である。
聖書解読に利用されるカッバーラのゲマトリア数秘術では、マスターナンバーとして扱われている。
魔物と化した支配者達は勿論 魔術を使用する。
ユダヤ教はユダヤ人のみを選民として扱い、ヤハウェの手先として利用するためにあり、
魔物達、似非ユダヤ人達はそれを承知の上で信仰を装い、世界に紛争の火種を蒔きながら富を得、ゲームを愉しんでいる。
117, 911,311etc.「死と再生の儀式」
嘘のような本当の話である。
根源の神は語らない…。

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もえ

想いだ、信念だ、ぶつかり合いだと言っているけど内容はまるで中学生。
楽しくない学生生活を送ったのかしら
、、、。
ビジネスの方は苦手なようで上手くはいかなかったようだけど、今はなんだかんだ楽しそうね。
沖縄で学生気分で革命ごっこはチョーお似合い。
たまにはゲームに参加させて下さいな。(爆)

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特捜班

ジョイントという変な修行をさせて、体力や精神力を限界にもっていき、非日常を体験させられた人はナチュラルハイ状態になってしまう。
直後に長年蓄積された心の中にある泥を吐かせてスッキリさせると同時に出来た隙間にみんなで新しい風を吹き込み入り込んでいく、、、。
入り込めた相手からは、カネや会社を奪っていく、、、。
オウム真理教と何が違うんでしょうか?教えて下さいませ菩薩様。

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K

尾関さんは今後ずっと沖縄に根をはるのですか?
私は東京で何度かお見かけして、とてもオーラの強い方だと思いました。
東京でもうお見かけ出来ないと思うと寂しい気持ちが強いですが、いまの時代はブログなどのインターネットが進んでいるので、何処かで繋がっていれると思っているのでこれからも尾関さんの気持ちや考えをアップして私達を元気にしてください。
また何処かでお見かけ出来ることを期待すると共に、ずっと私達は応援しています。

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特捜班

俺様のコメントを承認しろー!!!
都合が悪いのか!この悪魔め!!
おまえはもうすぐムショ行きじゃぁ!!!

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LEE

ここに書かれる否定的なコメントが
面白いのは、哲学的な人間の臭いがするということだ。
もっと、真剣に意味を聞きたい。
本当にトンチンカンなコメントなら、スルーだ。
もっと哲学がききたい。

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スギちゃん

尾関さん、批判なんか気にすることないです。そういう輩はいづれ自身が痛い目にあうだけ。

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茶人

最初の頃は純粋な気持ちがあったような気がします。
今は欲望のみしか感じれません。
どんなに表面的に、あーだ、こーだと御託を並べてみても、読んでいる人間には貴方が途中から欲でおかしくなってしまっていることが見えてしまいます。どんなことがあったのでしょうか?少し、頭を冷やされては如何でしょうか?

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はやみん

頑なだっのはぼくでした。
沖縄にいる姿がイメージできません。
イメージできないということは実現できないということです。
このBlogを読むと、イスカリオテのユダの気持ちになります。。。
終末ですね。

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