選択
映画の評判が悪い、ゲド戦記。それならば、映画を見る前に
原作を読もうと読んでみた。
ゲド戦記「影との戦い」に気になる記述が。
「そなた、子どもの頃は、魔法使いに不可能なことなどないと
思っておったろうな。わしも昔はそうだった。わしらはみんな
そう思っておった。だが、事実は違う。力を持ち、知識が豊かに
ひろがっていけばいくほど、その人間のたどるべき道は狭くなり、
やがては何ひとつ選べるものはなくなって、ただ、しなければ
ならないことだけをするようになるものなのだ。」
理論上は、どんな道も選べるのだけれども、
事実上道は狭まっていく。
実感として、人は為すべき道を歩むようにできているのだなぁ。
楽したいけど、容易じゃないからこそ意味があるのですなと
自分を励ます今日この頃です。
「逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだー!」と
気分はすっかり、碇シンジ。
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