志操
世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
最近読み返している。
志操とは、主義や考えなどを固く守る意志のこと。
「自分はちかごろこう思っている。志操と思想をいよいよ研ぎ、
いよいよするどくしたい。その志と思いをもって一世に跨らんと
している。それが成功するせぬは、もとより問うところではない。
それによって世から謗られようとほめられようと、自分に関する
ことではない。自分は志をもつ。志士の貴ぶところは何であろう、
心をたかく清らかに聳えさせて自ら成すことではないか」p131
松陰の気持ちと同感である。
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