因縁の法則
以前、シザーハンズの解説をしたが、その続きである。
http://ozeki.fa-fa.com/?eid=1227017
シザーハンズを観たことのない人はわからない内容になっているので、是非映画をみてほしい。
因縁に興味ある方が多いようなので、その話からしよう。
主人公のエドワードとヒロインのキムは「因縁」だろうか?
実は彼らは因縁ではなく、キムとジムが因縁なのだ。因縁は究極の関係になると最後は殺しあいになる。キムとジムは、エドワードがいなかったとしたら、最後はどちらかが相手を殺していただろう。それを菩薩であるエドワードが自己犠牲で救ったのである。
よく、夫婦や恋人、親子で殺人事件があるのはこういう理由もある。
今生でいよいよ、因縁解消かというクライマックスで、殺して終わるか、
昇華できるかが問われているのだ。
因縁の問題は、当事者だけでは解決できないという法則がある。だからこそ、昔は仲人という制度があったのだ。当事者では冷静な話し合いはできない。信頼できる第三者の存在が欠かせないのだ。その他にも因縁の法則はある。それはまた書こう。
話を戻して、ジムは実は悪霊である。だからこそ菩薩が引導を渡した。また彼の父親は深層意識では財産を憎んでいた。だからジムはそれを盗もうとした。その為にエドワードは利用されたが、知っていてもそれをやるのが菩薩なのである。
因縁の特徴として、意味がわからないことを相手がする、ということがある。この場合、親からしてみたら、子が盗みに入るのは意味がわからない。なんでこんなことをするのだろうか?ということを因縁の相手はするし、またそういうことを言う。
因縁だからか!とわからなければ、ずっとそのことで悩み苦しむ。逆に因縁だからなと理解できれば、心も納得し苦しむことはすくない。
理解できないことを相手が行ったり言ったりするのは、相手が因縁である信号の一つである。
これがわかるだけで、どれほどの価値があることか考えてもらいたい。煩悶し、苦しむことが解消される価値を!
みなそうした苦しみを解消するために、金を使って癒すわけである。男性であれば、女性に使ってみたり、女性であれば買い物などだ。
そうではなく、互いが信頼できる第三者に間に入ってもらうだけで、因縁のほとんどの問題は解決することができる。
ただし、その第三者に入る人間も因縁の関係というものを理解していなければならない。
重大な責任を背負わなければならない大変な役割なのだ。
それを忘れてはならない。
因縁の知恵があるだけで、心安らかになれるのだから大きな財産といえるだろう。
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