デスノートとは社会である

「デスノート」は時代を表す一つの作品だ。これはかなり奥が深くて、少し帝王学の要素も入っている。

ここから学べる帝王学はかなり有効なものばかりだ。これに関しては、ブログで書けることには限界がある。文字では情報量が少なすぎて誤解を招くので、詳しく知りたい人は是非沖縄にきてほしい。

と、それだけだと何なので、誤解を恐れず一部だけ書いてみよう。


デスノートでは、二人の対決が面白いだが、主人公同士は実はお互いに相手が誰だかわかっている。出来レースなのだ。その上で、敢えて自分陣営の人材を駒のように配置し相手との勝負を将棋やチェスのようにしている。

実際、リーダーの仕事は人材を適材適所に配置できるかにかかっている。

誤解恐れずにいえば、いかに「人を使うか」ということが大事だ。しかも、ただ信頼できる人間を使うだけでなく、信用できない人間をも泳がせ、また仲間の思考力、信用度、行動力なども全て分析した上で使っていく、ということ。

それをしっかり考えていくと、例えば、今自分がいる環境の中で、関わる人間たちがどの程度自分を信用しているのか、自分をどの程度の人間だと思っているのか、自分をどういった人間だと思っているのか、を分析することはものすごく重要である。

それとともに、そう考えている自分自身もどの程度思考できる人間なのか、どの程度信用できる人間なのか、ということも、鏡のように両方を分析し、初めてその人間の適材適所が見えてくる。

まるで自分がキラやLにでもなったかのように、厳しく無情に愛をもって分析しなければならない。自分のなかでのアニメ化、世界化を固めていき、例え分析する対象の人間が、あまりにも無自覚で、信用のおける人物でなく、また自分のことも信用していないとしても、それを知ることによって、そういったキャラクターとして理解すれば、自ずと役割も見えてくる。

そして、今回デスノートという物語の現実化思考をしてみよう。物語では「デスノート」という現実にはあり得ないノートを登場させてストーリーを展開しているが、これは現実の世界に置き換えたら、「社会」そのものである。「デスノートのルール=社会のルール」なのだ。

デスノートにはいくつもの細かいルールが存在するが、このルールという情報を知ることが「キラ」と「L」の勝負の行方を左右しており、「キラ」はそのルールさえも、偽りのルールで情報を混乱させる、ということまで行っている。

つまり、この社会のルール(いわば、情報)を知ることが、あなたが生きていく上での勝敗を分ける。現実と置き換えることができるのだ。

そう考えると、自分が生きる世界のなかで、どんどん上にあがっていくためには、その世界のルールを知ることが重要になる。

それを何も考えずに、ただ他人が決めたルールに従って生きる人は受け身の人生になる。しかも、自分が利用されていることすら気づかされないようにうまいルールができている。

よく考えてほしい。意識の問題として、他人が作ったルールの上で生きる人間と、既成概念を越えた世界で思考を展開している人間とでは、勝負にすらならないのである。

自分の世界を作れるか?世界が作れれば、その中でどんな役でもできるのだ。

4 comments

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mamemin

こんにちは。。
いつも拝見させていただいております。
私は沖縄に移住して2年経ちますが、東京思考が抜けず(抜こうとも思ってませんが・・)ここで本当に得なければならないものが何なのか模索中です。。
帝王学と沖縄の結びつき・・・。
機会があったら教えてくださいね。

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コフ

読んでいて正直肩が凝ります。
良い事言ってると思うけど、文章が硬すぎてしんどいですわ・・
真面目もいいですが、
もっとおちゃらけたり、ゆる~い文章を書かれては?
僕はその方が好きだなー。
世の中結局笑いですよ(^^

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LEE

奥が深く、感銘しています。
今からノートに写し、おっしゃる意味を自分なりに温めて哲学してみます。
ありがとうございます。

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宗父

娘と息子に話して来た事が有ります
2人ともその時の、時間とお金の全部を掛けて学びをさせる
スペースシャトルを、宇宙に打ち上げるブスターロケットに父と母は、なろうと話して来ました
娘を打ち上げた今、息子を発射台から全知全能を掛けて宇宙へ向け再び飛び立って来た
抱き抱えて上がって来たシャトルから離脱する時が訪れたようです先週の夜、真摯な波動に魂が共鳴しました
距離も時間さえ超越して共鳴する波動は感じると信じています
宇宙からの大いなる意思が有るのならば従うタオイズムです
出会いの縁は点のみ、そのインパクトの高さが線となり、時間軸で引っ張ると面となり、深い交わりが厚さを作る
皆様の紹介を受け汗だくで焦ったと伺いました
伝えようとする気持ちが嬉しく感動しファンになったと聞きました
ご縁に感謝です
ありがとうございました

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