認めてあげるだけで良い
寂しい時代である。今の日本は、寂しい人で満ちている。
「本当は寂しいんだー」と素直に泣けたら、明日から笑ってスタートできるのに。自分が寂しがっていることすら気付かない。
心の隙間を、仕事やモノや情報で埋めようとしている。しかしそれは心がある人間でしかできないこと。
人間とは本来、孤独な生き物である。自分の心をそのまま人に伝えることができない。なにかが邪魔をして、伝えることができない。
そして、一人で孤独を抱えるようになる。本当は孤独など、抱えなくてもいいのに。
みんな孤独なんだから、それを認めて、寂しいことを認めてあげるだけで良い。みんな寂しさを抱えすぎだ。寂しさを忘れるほど自分を忙しくし、心を忙殺している。本当にそれでいいのだろうか?
「私には○○があるから寂しくないですよ。」という人がいる。ということは、○○がなければ、寂しいということだ。○○は永遠に続くモノだろうか。
本当の自分、あなたの心は叫んでいるよ。それを自分自身で認めてあげよう。ただそれだけで良い。
かくいう私も以前は、自分が寂しがっていたことに気がついてはいなかった。自分は寂しかったのだと気がついたときには、驚いて、自然に涙がこぼれていた。
本当に大事なことは見えないし、気づかないのだ。
6 comments