原点
自分でも不思議なのだが、飽きっぽい自分がこれほどまでに一つのことに燃え続けていることに改めて気がついた。
沖縄でのことに出会うまでは、何をやっても好奇心が満たされると飽きてしまう。そしてまた、新たな好奇心を満たす何かに取り組むといった連鎖だった。
結局同じことの繰り返しだと気付き、当時の私の口癖は、「何か面白いことないかな。つまらないな」だった。
真剣に人生を賭けて取り組むことが出来ることがあるのはとても幸せなことだ。そしてそれを共に真剣に向かう仲間がいて分かち合うことができる。
自分が間違っていないか?欺瞞に陥っていないか?常に自分をかえりみながら向かっていける。
恐怖がなければ感動もない。
安全安心だった当時の自分では燃えることが出来なかった。危険な環境だからこそ、面白いのだ。勿論怖いけど。
でも、かつての自分を思い出すと、煮え切らない、燃えきれない時の辛さよりは全然今のほうがよい。
私が沖縄に関わるキッカケの原点は、沖縄の為に必死に動いている人の姿だった。
今まで会ったどんな人々よりも熱意を感じた。
その熱に自分の心が動いた。
本当に人を動かすのは、論理や利益などではなく、想いの強さ、情熱なんだ。
人は、人の為にしか燃えることは出来ない。そしてそれが自分の為でもある。
魂の喜びを伝えたい。人生は素晴らしい体験だと心から感動したならその瞬間の為にほかのことはどうでもよくなる。
人はその瞬間の為に生きている!
3 comments