沖縄に来て良かったなと思うことの一つに、樋口先生との出会いがあります。彼が主催していた、次世代金融講座を受けて、ここに私が求めていたものがあったんだと感動しました。この本「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」に続く次回作では、きっと次世代金融講座の内容も含まれるでしょうから次作も楽しみです。
かつて私が愚かな失敗をして落ち込んでいた時も、温かく励ましてくれた典子さんと樋口さんは、私にとって理想的な愛の関係を築かれているように見えます。お二人の愛のお陰で、人間不信だった私もまた立ち直ることができました。自分の不信ゆえにお二人を傷つけてしまったこともありますが、それでも辛抱強く付き合っていただけました。あの出会いがなければ、また人を信じることをできなかったように思います。とても感謝しております。
お二人の結婚式に呼んでいただいた時も、樋口さんと典子さんのために何か私が貢献できることがあればいいなと心から思いました。今思い出しても、とても心に残る素晴らしい式で、いまだにあの時を思い出すと涙が溢れてきます。人生において、そんな素敵な時間を共有できたことを嬉しく思います。
私が稲穂産業の代表になることを悩んでいた時も、樋口先生のアドバイスがなければ、また沖縄に戻ってやろうとは思わなかったです。農業や酪農について勉強するきっかけをくれたのも、樋口さんです。私の第二の人生において、とても大きな贈り物をいただいています。樋口さんが、
「尾関君は何かわからないけど何かをやりそうな雰囲気があるよね」とおっしゃってくれたことが大きな励みとなりました。人ときちんと向き合うことの大切さ、一人一人がとても大きな力を持っていること。愛の経営。振り返れば、たくさんのキーワードでヒントをいただいてきました。そして、それは私にとってのみならず、志を持つ人にとっては誰にとっても福音となる贈り物です。今回出版されたこの本も、多くの方にとって贈り物となることでしょう。
本書の内容については、過去の講座と同じように何度読んでも、いつ読んでも古くならない内容です。丁寧に愛を持って仕上げた本だということが伝わります。執筆しているという話を聞いてから、だいぶ経って出版されましたが、タイミングとしては丁度良い時期になったように感じます。コロナ後の社会、新しい時代に相応しい社会にとって大切な視点が含まれているので、どう生きていいいか悩んでいる方はヒントが詰まっている本です。順番に読んでいけば、推理小説のようにパズルが解かれていくような感覚を覚えるかもしれません。
私が中でも好きなのは、まず本当の問題は何か?第1章の
「正しく問う、それが全てだ」だけでもまず読んで欲しいです。第5章のキャンドルサービスは、経営者なら是非読んでもらいたい内容です。心の筋トレは簡単ではありませんが、気づくたびに努力しています。誰でも自分を変えることで世界を変えられるのです。そう勇気をもらえる本だと思います。
本日は沖縄は慰霊の日です。本書が多くの魂を癒すこととなり、沖縄が平和の架け橋になるよう祈念します。