私は何をしているのか?
久しぶりに以前紹介した、次世代金融講座に参加してきました。今回の講座のテーマは、「行動理論」。新たに動き始めた私にとって、とてもタイムリーな講座となりました。進化し続ける講座ですので、同じ形でいつまでやるかわかりませんね。今のうちに受講されることをお勧めします。
私がそもそも沖縄に関わることになったのは、一人の人間に心を動かされたからでした。当時、会社を経営して大きくすることにもあまり興味を持てず、かといって本当に自分がやりたいこともわからず、日々誤魔化して生きていることが、嫌で嫌でたまらなかったです。若さゆえですね。
思い切って新しい世界へと飛び込んだことで、大変化を経験しました。IT業界でうまくやることにあまり魅力を感じていなかったのです。確かにITは社会を一変しました。しかし、本質的な意味では社会は変わっていません。依然として、鬱や争いや諸問題で満ちた社会です。自分もその一員ですが、対立や争い、嘘欺瞞、自己本位なレベルから変わっていません。
本当にこのような社会でいいのだろうか?何かがおかしいという単純な想いからスタートしました。どんなに会社を大きくしたところで、また生活が豊かになっても、本質的に解決するイメージが湧かなかったです。半ばやけっぱちな気分で、どうせわからないのだから、「沖縄をなんとかしたいという」、この目の前の人間を助けることをしてみようと思ったのでした。
あくまでお手伝いのつもりが、実は自分がやりたいことだったと気が付かされ、なかなか経験できないことをたくさんさせてもらいました。いい人間であった時もあるし、悪い人間だった時もあります。今でも日によって違います。自分がなかった時期もありました。どれが本当の私か、自分でもわからないくらいでした。
そのような経験を経て、今、沖縄のやんばるにて、次世代の理想とする社会の雛型作りを始めています。一つの生態系です。理想の村といってもいいです。それがどんな形になるかは、これから関わっていく人たちによって変わっていくのだと思います。理想といっても、明確な形をイメージしているわけではありません。わかりませんけど、とにかく始めてみたわけです。
昔ビットバレーで集まった人の中から、出会いが生まれ、いろんな企業が生まれました。今回の場からは、どのようなものが生み出されるか楽しみです。視点が変われば、一周回って最先端なのではないかと思っています。
人々を結びつけるものは、利害でも損得でもなく、愛であることが大事だと感じています。私自身、まだまだ愛の修行を続けている過程です。その過程が楽しいですし、いつまでも完成することはありません。
愛がある人のところには、自然と人は引き寄せられます。まずは私が、愛を実践できるかが試されるのです。目の前の人間を大事にできるか。瞬間瞬間、無理なく自分らしくいながら、自分が貢献できることをする。
草刈りも、ただの草刈りしていると思うと苦痛です。しかし、無心に作業に没頭する修行と見ると、心の草を刈るような気持ちがしてきます。はたまた、理想の村の礎を築いていると思うと誇らしくなってきます。
そして、単純に汗をかいて、何かを生み出すということの気持ち良さも感じられます。人って変わるものです。かつては肉体労働が嫌で仕方なかったのが、楽しく感じるのが不思議です。気持ちが乗らないときは、嫌に感じる時ももちろんあります。
どうしたいのですか?とか、何を作っているのですか?とよく聞かれます。
具体的にはわからないけど、なんか面白いものを作りたいなぁと思いながら、日々の変化を楽しんでます。タイミングが来たら、自然と一気に想いは形になっていくものだと信じています。
何か直感で感じた人は是非遊びにいらしてください。広大な土地があるのでスケールだけは負けませんね。海だけじゃない、沖縄の森の魅力を体験できます。ジブリの世界のようですよ。
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