愛に生きる
今年は己亥の年だそうです。先がわからない人間はなんとか法則を掴んで未来を予測しようと干支などを考えたのでしょう。それを信じたら、きっとその通りになっていくのでしょう。予言の自己成就です。なので私は自分に都合のいいように今年はなると信じることにしました。信じるといえば、年末に興味深い話を聞きました。
鈴木メソードという教育法です。音楽の世界では有名らしいですが、その教育法は他にも応用できるもので、母語教育法といいます。母語は誰も出来ない人がいないという当たり前のことに驚愕を受けた鈴木氏が開発した方法です。また著者の題名が良いんです。
母語は出来ない人がいないのは、出来ないと思わないからだという逆転の発想。出来ると当たり前に感じ、周囲もそう接していれば自然とできちゃうわけですね。ハーバードとジュリアード音楽大を両方首席で卒業した女性の母上も同じようなことを話されてました。子供には制約がないから、可能性は無限大で、大人になればなるほど自らが自らを縛ってしまうわけです。
枠ができてしまった人間は実は単純なのかもしれないと、WESTWORLDというドラマを見てても思いました。自分で決断しているつもりでも、実はしていないのかもしれません。惰性や習慣などで動いている、ただの動物のような気もします。
動物は調教が必要と思って、誰かに何かをさせることで解決しようとしている現象で満ちています。政治家に解決してもらう。社長に、部長に、奥さんに、誰でもいいのですが、人任せにしてしまう自分が私もいます。人の調教の前に自分を調教する年にします。
楽しみは自発的にするものですが、面倒なことは人任せにしがちですよね。朝起きるのも面倒ですが、たまたまテレビで住職が話していた言葉が印象に残りました。嫌だなと思う前に起きると。思考の前に行動する。考える前に動く。
自分に調教したいことを前もって考えておいて、感情が動く前にする訓練をしています。昔の面倒くさがりに比べたら、だいぶ変わりましたがまだまだですね。
愛についても、年末に麗王の典子さんが書いていた、
「愛は、他者のために「立ち止まる」力なのだとも思いました。」
が心に残っています。他人のために、自分ごとをやめて、時間をとる。自分を優先して生きてきたので、まずはこういうことから訓練していきます。
習慣の法則を掲げて少しずつでも実践していけば一年で大きく変わります。
1×1×1・・・365日かけると=1
1.01×1.01×1.01・365日かけると=38 なんと3800パーセント
0.99×0.99×0.99×・365日かけると=0.03
千里の道も一歩から。お互いに良い年にしていきましょう。今年もよろしくお願い申し上げます。
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