軍用地主の焦り
沖縄の軍用地主は、絶対に沖縄の基地が返還されることはない、ということを知っていた。だから、基地反対を叫んだのだ。(もちろん純粋に反対している人もいるが少数)
理由は基地反対しないと、その土地代が上がらないから。基地反対を叫ぶ人々はほとんどが軍用地主である。もしくは、地主との繋がりで恩赦を受ける人々である。軍用地料は、既にその土地の上でどんな商売しても割が合わないくらい上がっている。
逆に、軍用地主でない人は、基地に反対していない。一般的には親米反基地と言われているが、どちらかといえばそうだという話であって実はどうでもよい、と考えている。
別に基地の恩恵もなければ、害もない。
世間一般では、飛行機が飛ぶ音がうるさい、墜落したら危険だ、という声が聞こえるが、関東近辺にある厚木基地だって、横田基地だって危険だ。
沖縄ほど住んでいて住み心地の良いところは、ほかにない。だから移住者が増えている。アメリカ人の中でも、米軍を引退した人が、わざわざ沖縄に家を買ってすんでいる人もいるほどだ。ハワイがあるのに。
都心をのぞいて、日本中どこを探してもこれだけインフラが整備されている土地はない。人口当たりでいったら、それこそダントツ一位だ。ちょっと散歩に、きれいな整備された海沿いの海岸を歩けるし、ちょっと行けば、リゾートホテルが何軒もありホテルの料理も食べられるし、マッサージやら、エステやら、なんでもある。これほど過ごしやすい場所はない。
こんな場所で、後は、音がうるさいから静かにしてくれ、なんて言ったら罰が当たりそうだ。それがなくなったら完璧になってしまう。それをみんなわかっている。飛行機の音がうるさいくらいがちょうど良い。個人的には、飛行機より暴走族がうるさい。
だから、軍用地と関係のない人は、べつに米軍基地を反対する人もいない。
それを騒ぎ立てるのは、マスコミであり、政治家(主に社民、共産党)なのだ。政治家ほど自分たちの思惑通りに世論を操作するのに長けた人種もいないであろう。
反対もしないが、賛成もしない人が多いため、恩恵を受ける人たち(利権)の思うがままなのである。沖縄米軍基地問題について今報道されていることが真実ではないことは明らかである。
そして、今、米軍基地が本当に返還されてしまいそうになっているため、反対をしていた軍用地主が困っているのである。反対の声が大きくなりすぎて、また大阪の橋下府知事も関空に米軍を呼びたい、と言っているため、本当に基地が移動してしまうかもしれないのだ。沖縄の軍用地主ピンチ!
はっきり言うと、すでにアメリカは日本を見ていない。日本に米軍基地があろうがなかろうがもうそんなことはどうでもよいことなのだ。
沖縄基地問題の全ては、恩恵を受ける軍用地主の損得勘定か、政治的利権を守ろうとする利権屋たちの、内なる紛争でしかない。内輪でごちゃごちゃやっている間に、経済的に破綻しかけているアメリカが、日本からお金をふんだくろうと画策し、すでに実行に移し始めた。
海兵隊グアム移転の費用1兆円を全て日本が負担することにもなっている。アメリカは沖縄でなくてグアムでも良いのだ。日本に金出せよ、と言ったら、じゃあ出しますよ、と言うから貰えるものは貰っておこうというだけ。
今の世界情勢では、米国は自国で訓練すれば良いくらいのものなのだ。そして、問題を長続きさせてさらに日本から金を引っ張りだそうとしている。日本が内側でもめていることはすでにアメリカの手の上で動かされているのである。
2 comments