尖閣諸島問題の裏側
以前に輩(やから)のことを書いたが覚えているだろうか?自らの利益に意識が向いている人のことだ。今回の中国は典型的な輩の動きをしている。
輩は、どさくさに紛れて自分に都合良く話しを進めたり、因縁付けするのを得意とする。強気に出て、相手の足下をみてくる。一見怖いが、実はそれは内面の不安を隠すためだ。
その反面、形式を作るのが上手だったり、人を気持ちよくさせるのが得意だ。表面的なものではあるが、この世では要領よく渡っていける。
輩がいなくなれば良いのにと考えるかもしれないが、かといって、輩がいなければ、愛や勇気を体験できない。
陰がなければ光もない。
輩がいなければ学べないことがある。中国が輩的なことをしてくれているお陰で日本は自分というものを知る事ができるのである。ただのお坊ちゃんなのか、金持ち富豪のお年寄りなのか、それとも愛ある菩薩となるか?
中国が何故ここまで強気なのかについて一つの話しがある。
その話しの前に、竹中労という人物をご存知だろうか?共産党でバリバリ闘争をして何度も逮捕されたような気骨ある人間で、日本で初めてルポライターを名乗った人間だ。
人民の為にと活動をしていた人間が、主に芸能ルポライターとして活動し始め、自らイベントも多数企画した。例えばマレーネ・ディートリッヒを来日させている。成功したとしてもそれに迎合せず、芸能プロダクションの告発をしたりと常に戦っていた。
そんな人間が、沖縄と出会い、惚れ込んで、島唄を紹介したり、琉球独立党を支援していた。彼も沖縄に感じ、「琉球共和国」という本まで出している。
彼らのような先陣が、様々な種をまいていたお陰で今の沖縄があるのだ。
彼は、
「中国が台頭してきた時こそ、沖縄がテーマになってくる」と予言していた。
ここで話しは戻るが、なぜ中国が強気なのか?
それは、沖縄を琉球と捉えているからである。琉球は元々中国の属国だったという視点で沖縄をみているのだ。今の県知事も、琉球王国に渡来した中国人の子孫であるように中国との関係は深い。
日本とは違う時間軸で見ているのだ。
多くの先駆者が予言したように、沖縄という存在が時代の鍵になってきているのは間違いない。時代の波に翻弄されるか?それとも、波にのって輝くか?
日本にとっても沖縄が鍵である事は間違いないのだ。
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