悩んだ時こそ原点想起!
原点は忘れやすい。自分が感動した想いや、大事にしていたことなどは、日常という生活の中で、いつの間にやら忘れ去られていく。日常は恐ろしいほどに心を慣れさせていくからだ。どんな生活を選んだとしても、慣れという檻は付いて回る。だんだんと当初の大きな気持は失われ、小さく細かいことにハマっていく。
繊細で感じやすい人間だけが、
「こんなはずではなかった」と日常とのギャップに苦しみもがくのだ。多くの人は不感症になって、やり過ごす。いちいちそれを感じるのは苦しいし辛いからだ。自分の正直の気持ちを感じて、それを追い求めるのは辛いことなのだ。そんなことより、日常の我慢のほうが楽でそれに慣れてしまう。
青春時代に感動した想い。時がたてば、青臭い思い出として、ただ懐かしむだけになってしまう。
愛を信じていたのは瞬間で、気持ちが盛り上がっている時だけとなるのが当たり前になっている。盛り上がっていない時こそ、愛が試されるのに。どんな時でも愛するということを貫くのは大変なことだ。
多くの人は、
「その時とは条件が違う」などといって自分を正当化して言い訳をする。それはむしろ自分の良心にたいして行われているが、本当の自分を説得することはできない。
逆境や試練の時こそ、原点に立ち返るのだ。
その時の想いを再体験することで、勇気が湧いてくる。自分が感動した気持ちは自分で取り戻せる。
「そんなこともあったなぁ。もう忘れたよ」というのは簡単だ。本当に感じたいと本気になればいくらでも感じることはできる。要は本気かどうかだけだ。
言い訳で自分を納得させても、魂は納得しない。
結局、自分で自分の首を絞めるだけだ。
本当に大事なことは何なのか?
細かい小さいことにハマって意識が小さくなってないか?
自分の原点は何なのか?
常に考えてもいい問いかけだ。
困った時、悩んだ時こそ、自分の原点に戻って考えると道が開ける。
自分が敢えて、この道を選んだことがわかれば、悲劇のヒロインになることからも抜け出せる。自分は悪くない。誰かが悪いでは進化どころか、退化してしまう。
なぜ悩むような状況になったのかを始めから辿っていけば、今の状況に進化の種があることに気がつける。どんな選択も自分が選んだことを忘れないことだ。受け身で全く選んでないという人も、敢えて選ばないことを選んだのだ。
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