日本は来年農薬世界一になる

人は食べ物で出来ていますが、普段は何となくわかっていても、調べるのも面倒だし、そこまで気にして食事をすることはないのではないでしょうか?知っていましたか?来年、日本は中国を抜いて農薬世界一の使用量になるってことを。

一昔前までは、安全安心な日本の食物というイメージでしたが、それが大分怪しくなってきているのではないかと疑ってきています。有機栽培の比率、日本はわずか0、2パーセントですからね。結局、高いと売れないのが現実です。

セブンイレブンは、巨費を投資して植物工場を作るそうです。植物工場では、日を浴びないから抗酸化作用などもない、見せかけだけの野菜が育ちます。無農薬で作れると言っていますが、抗酸化作用は、陽の光に当たらないと出来ないのです。

日にちが経つと、ドロドロに溶ける野菜。形だけ似せた別のものができるだけです。本当の野菜は枯れるだけで、ドロドロになることはありません。そんなものを食べても野菜本来の価値が体に反映されるわけではありません。食べた気になるだけです。

鶏肉も、牛肉も豚肉も調べれば、抗生物質などの薬なしに作られているのはわずかです。飼料に農薬などの問題もあります。生物濃縮されて人間の体内に蓄積されます。牛乳などもそうです。

調べてみると本当に安心安全な食物を提供している企業などはあるのですが、皆売上に困っています。少しでも高いと消費者が買わないからです。あと、添加物に慣れすぎて、自然のものを美味しく感じない舌になっているのです。麻薬中毒と一緒です。砂糖やアミノ酸なしでは、美味しいと思わない感覚になっています。

結局は医療費として食費よりももっと支払うことになるのですが、自分だけは病気にならないと皆思っているのでしょう。自分も無頓着な部分が多々あったので人のことは言えないですが、真面目な生産者さんが報われ、かつ健康な人が増えていくよう、自分も努力していこうと思います。

知ろうとしないと見えてこないので、食の真実を一緒に学びましょう!

今日のオススメ本はこちらです。

牛乳は低温殺菌のものを飲みましょう!!

紅茶道は深い

先日、金川紅茶さんにお邪魔してきた。突然にも関わらず、親切丁寧にご相手くださり、味見までたくさんさせてもらって、とてもワクワクした時間になった。

紅茶について、専門家が話す言葉は一々面白く、そういうことだったのかと納得させられた。一つの道を極めている方の話はとても面白い。

茶葉
ウンカの被害を受けた茶葉

ウンカの被害を受けた茶葉は匂いが強くなるそうです。こういう時はダメで、こうなったら逆に良くなるとかあって、奥深くて興味が尽きません。東方美人はそんなお茶だそうで、やろうと思っても出来ないお茶だそうです。

味も変わりますし、紅茶にハマる人の理由がわかったような気がしましたね。気軽に、紅茶の作り方を習いに行こうと思った自分が恥ずかしくなりました。

でも自分用というか、趣味用に作ってみようかと思いました。収穫までは5、6年かかるそうですが。紅茶の世界も少しづつ勉強していこうと感じさせてくれた、穏やかだけど情熱ののある比嘉さん親子に感謝です。あっという間の3時間でした。

見も知らない人間にこんなにも愛のある対応をしてくれる人は中々いないです。人柄が紅茶にも反映されますね。安心していただける紅茶です。下記の記事を是非読んでみてください。

» 沖縄が誇る、一期一会の紅茶 【茶園編】 金川製茶 不耕起自然農の畑、一子相伝の技術が、“本物”の紅茶を作る

命の学校 「悲しみを聴く」奥野修司氏

ノンフィクション作家として実績ある奥野氏の講演をお聞きし、その後も麗王にて長く話す時間を頂きました。奥野さんは私が持っていた作家さんのイメージとは違い、ただ聴いて書くだけでは終わらない方でした。

作家さんは文章などにまとめ終わったら、そこで取材先とも終わりになるのが一般的ではないでしょうか。奥野さんはその後も関係が続き、時には自分から積極的に取材した相手に働きかけて助けようと動いたりするのです。ただ仕事の為に話を聞いている人とは違う、人間としての関わりを持つ覚悟のあるスタンスだからこそ、奥野さんだけに話す方がきっと多いのだろうと思いました。「聴く」と「聞く」の違いです。聴くは傾聴するという意味なんですね。

認知症への理解も深まりました。男性と女性とでは認知症になった時への反応は違うそうです。そして認知症に対して知識がないと、男性は引きこもりがちになるそうですよ。認知症といえども、すべてわからなくなるわけでもなく、人によって症状は全然違うそうなので、認知症について知っておくと、自分のためにも相手のためにも役立つので、自分とは違う世界のことと思わず知ろうとする心がけをしたいですね。無知の罪とも言いますし。

ちなみに、人の話に対して、反応するのではなく、受け止めるというスタンスは、どんな人に対しても通じるものですね。人の話を聴く授業というのもあったら、人間関係が大きく変わり、社会にとっても良い効果をもたらすのではないかと感じました。

あと印象に残った話で、悪人か善人かを認知症の人は見分けるという話がありました。人は欠損する箇所があると他のある部分が鋭くなり、人を見抜く力がすごくなると。わかりますね。死が近い人間の方も、鋭くなるそうです。嘘が通じないから、自分の内面が試されます。子供も見抜いているのかもと思います。

残念なことに認知症患者は、イギリスやアメリカは減っているのに、日本では増えているそうです。これは個人的には食べ物や、人間関係が影響しているのだろうなと思っています。食べ物や精神衛生には気を使っていきたいですね。

あ、そうそう、脳の角回を刺激すると幽体離脱が起こるという話は衝撃的でした。衝撃的といえば、こちらの話も衝撃!
 サイエンス誌に掲載されている論文でも40数パーセントは再現性がないというお話。科学ってその程度の客観性なのかもしれませんよ。脳みそは柔軟にしていきたいです。

個人的には、認知症の話より、奥野氏が農業についても本を出されているので、その辺のことを講演後に色々とお聞きできたのでとても勉強になりました。このこともまた次回に書きたいと思います。最後に、スライドの最後にあった言葉をご紹介

見ようとしなければ、見えないものもある。深いですね。

この本も是非見ようとしてみてください。

女傑万歳

最近、Blogの更新を頻繁にするように心がけている。リハビリのつもりで、内容が薄くなったとしても頻度を上げて、アウトプットしていく。すると自然とインプットも増えて、質も向上していくと楽観視している。

以前は読書が大好きだったけど、監禁されてからというもの、読書する気にもならなくて、読む習慣が途絶えていたので、読書の習慣を戻していきたいのもある。

最近、気になった本は買うようにしていて、積ん読が増えているけど、読みたい時に手元にあればストレスなく読めると思って置いてある。

今日もセールしてたのでKindleでこんなのを買いました。

二冊とも100円ですから驚きです。いつ読むかわからないけど、役立ちそうだなと買ってみました。

今度、奥野修司氏が命の学校で話されるので、
こちらの方が親和性高そうなのですが、興味があった下記の二点の方は買って、こちらはまだ。お話を聞いてからにしようかと思っています。

ナツコは今読んでますが、なかなか面白いです。沖縄人が自分たちらしく逞しく生きていた時代の雰囲気がわかるような感じがします。女性というのがまた良いですね。

女傑といえば、こんな方もいらっしゃいましたね。女性が活躍する時代は自由な雰囲気があるような気がします。

今週はInahoに東京で活躍する女性カメラマンが遊びに来ます。カメラ教室とかもやりたいねと話していました。彼女らと一緒に収穫祭やります。彼女も私と同じ、元配偶者が有名人だった人です。本人は嫌がりますが。興味ある方はご連絡くださいませ。

Oz Salon
http://fa-fa.com/?page_id=1418

幸せのカタチ

かつて、若くてお金もあり、時間もあった頃は、幸せとか生きがいって何だろう?と悩んでいた。愛宕ヒルズの最上階にあったプールでひたすら読書していた。どんな本を読んでも、知識欲は満たされても心が満たされない感じ。

昼間からプールでゴロゴロしている若い人は誰もいなかったし、ほとんど貸切状態だったけど、三木谷さんがサウナでゴルゴ十三を読んでいたのを思い出した。読んだ本をすぐ捨てたりしてるのをみて、セレブだなぁと貧乏くさい私は感じた。

サウナとお風呂があり、そのお風呂でぼーっとしていたら、

「いい天気だねぇ」と話しかけられ、そこから関係が始まった高間氏は、沖縄において共にひどい目にあった仲だ。引き込んでしまい申し訳ないと思っている。

愛宕時代は、何一つ不自由はなく、部屋からエレベーターですぐプールやお風呂にも行けて、レストランもあったし、ルームサービスも取れた。出前も山ほどあるし、車に乗ってもどこへ行くにもすぐ行けたけど、幸せだなぁと思ったことはあまりなかった。

自分は恵まれているなぁとは思ったけど、そうした生活が当たり前になると便利だから幸せになるわけではないのがよくわかった。逮捕された後は、ヒルズに住めなくなった。逮捕だけで無実の場合もあるのにそれは関係ないようだ。騒がせたらアウトなんだろう。ま、もう未練はないけど。

ところが、最近ふとした日常で、幸せだなぁと思うようになったのだ。普通のことが嬉しいと感じるようになって自分でも驚き。人間万事塞翁が馬とはよく言ったものである。

例えば、こんな僻地まで、5歳と9ヶ月の子供を連れて、東京から泊まりに来てくれた友達たちとご飯を食べていた時とか、子供の可愛らしい質問とかに答えてる時など、ふとした瞬間で幸せを感じたのが嬉しかった。

若い頃にたくさん経験して、日常に感謝できるようになったことはとてもラッキーだったと思う。人は失敗したら優しくなれるし、辛い気持ちもわかった方が人格向上的にはいいことだと思う。だからいつも、その時に感じることは二度とはないのだから、失敗を恐れずに思い切りやればいいと思う。

自分もいっぱい失敗もしたけど、結果良かったと今も思える。過去の自分にいくら、

「当たり前が本当は当たり前じゃないんだよ」とか「感謝しろよ」と伝えても絶対にピンときてないだろう。私みたいなバカは体験しないとわからないのだ。

東京タワー、富士山、レインボーブリッジがよく見えていい部屋だったな。あれはあれで楽しかったと今では良い思い出になった。自然の眺めも負けてないと思う今日この頃。どちらにもいいところはあるからね。過去の自分に言うことがあるとしたら、どうせお金はとられてしまうのだから、ケチケチせず使ってしまえと言いたいね。

さて親子共々優しい家族だった。癒される。治療家は優しい人がなるものですね。そんな彼に会いたい人は、手技道まで是非どうぞ!心と身体の治療院です。

 

命の学校 あおいけあ加藤忠相氏講演

田舎にいると知的刺激を受ける機会が少なくなります。気軽にセミナーなどを受けられませんからね。命の学校行ってきました。3時間眠くならずに飽きずに聞き入りましたよ。

今回は私と同じ年の加藤忠相さん。介護などの世界は程遠い世界でしたが、やられていることは、人を人として尊重するという、人として当たり前のこと。他の組織などの状態を聞くと、どうやら当たり前のことができていない世界のようです。

老人にサービスをしてあげているという態度ではなくて、一緒にどうやって地域に貢献するかを考えているのが素晴らしいです。弱点を見るのではなく、強みを活かしていく。強みを伸ばしていくと弱点も補強されていくとも。興味深いですね。

まるで会社の人事の話として聞いても勉強になります。いろいろテクニック的なことも面白かったのですが、加藤さんが想いを込めて話されているのが伝わり、目頭が暑くなるしシーンがありました。

真剣に想っていると伝わります。最後まで命をどう使うか、自分の人生も頂いたこの命を全うして死にたいものです。加藤さんの想いが聴衆に伝わったのか、講演が終わった後は挨拶しようと人が並んでいましたね。

死と真剣に向き合っているからこそ、一期一会、悔いのないように接する、真剣勝負ができているのだと感じます。

知らなかったですが、彼が話していたハンナ=アーレント

労働:消える価値のための
仕事:人の役に立つ
活動:やりたくてやる事

という分類。確かうろ覚えですがこんなだったような。

https://1000ya.isis.ne.jp/0341.html

今読むとちょっとニュアンスは違うようですが、自発的な活動が増える方がいいことには賛成です。

より良い人間関係を作るのがトップゴールというのが刺さりました。共有共感の持てるトップゴールを設定できれば、自然と人は自発的に動いていくのでしょう。自分のトップゴールは愛の実践かなと考えてました。

あと、食事の重要性にも触れられていました。きちんとした食事は生活の質を高めるし、健康にもつながります。

よく生き、よく死ぬために!

加藤さん、貴重な経験のシェアをありがとうございました。

 

ふと立ち止まって考えることが出来るのは人間だけだ

だいぶ前に気に入って写メしていた、攻殻機動隊の荒巻部長のセリフ。

「人の心はもろい
世の中の回転に呑まれて 快楽中心になると
利益効率追求機械やただの消費単位になってしまう」

お金があるときは、心の快楽を求めていたように思う。もっと心がワクワクして欲しい、燃えるような人生を送りたいと。お金がなくなってからは、生活のことを心配し、効率的な消費に気が向きやすくなってくる。

詐欺られるまでは、あまりお金に困ったことがなかったけど、流石にほぼ荷物やお金も取られて、30代後半になって、所持金が数十万と4千ドルくらいになったときは、情けなくて仕方なかったなぁ。

人を信じるというのは、美しくもあるけど、思考停止にもなる。自分で考えなくていいのは楽だから、それに甘えていたんだね。上手いこと言われて、自分にも言い訳できて、詐欺師たちにとっては俺に何もしてもらわない方が良かったんだと、後から気づく。もっと出来たことがいっぱいあったけど、少し抵抗があると面倒になってやめていたんだなと、今なら思う。

曖昧なままにし過ぎていた部分が多過ぎたというのが反省。笑い話みたいだけど、警察の話を聞いて、会社がこんな状態だったんだと知ったくらい。お金を会社に入れることはあっても、自分に出すことがなかったから同情された。

信用は失うと大変だということが身に染みてわかったけど、やってしまったことは仕方ないので、一から価値あるものを創り上げていくしかない。

価値あるものを作り出せれば、また風向きも変わることでしょう。幸い、いまだに応援してくれている人たちはいるので、少しづつ理想の場所を作っている所。

先日も紹介されて、医者で大学から出向で役所に行っている方が来られた。初対面でしたが、ちょうどそろそろ仕事を変えるタイミングだった。人生の節目などで、人生を考える時間を一緒に持てたらいいなと思う。

出会いには恵まれているので、飽きない。予想もできない展開が起こることがワクワクする。最初にやった時も、思っていた事業じゃない形で成長していったから、Inahoもやっていることの中から派生していくのだろう。

サイバーエージェントの立ち上げの時、カレンダー市場を立ち上げていたのを今でも思い出して笑える。ネットでカレンダーを売っていたとは誰も信じないだろうけど、最初からうまくいった会社などあまりない。だいたい、当初の予定通りに行くことが少ないもんだ。

時々、立ち止まり、振り返って、そして先を見て、また目の前のことをやることを心がけるようになった44歳だ。

 

海の埋め立てを見ながら考えたこと

朝、辺野古の前の道路が渋滞していました。

トラックの土砂搬入に反対して座り込みをしている人がいて、その人たちをどかすのに時間がかかっていると警官が言っていました。

最初はなんでこんなところで渋滞?と急いでいたので、少しイラついてしまいましたが、事情がわかるとまた別の感情が湧いてきます。

朝から反対活動する気力を考えると、余程想いがないと出来ないことです。普通なら、日常の生活もあるから、諦めてしまうことでしょう。朝から複雑な気持ちになります。どんな想いで活動されているのか、、、

と同時に、立場が逆の人たちの想いも想像します。自分と異なる意見を持つものに対しても、人は優しくなれるだろうか。犠牲者、加害者、傍観者しか立場はないのだろうか。

Agenderという言葉が最近出てきたのを知ってますか?性別がないという意味です。男と女の間はグラデーションではないかという考えもあったり、性別すら決められない人もいる。そんな感じで、曖昧なままに物事を受け入れていく度量が必要なんじゃないかとも思ったりします。

そんなことを考えながら空港へ行くと、また海の埋め立てが見えます。

パノラマ写真です。クリックすると大きくなります。

こちらは、どんどんとトラックが列をなし、邪魔するものもなく埋め立てられていきます。やっていることはどちらも自然の破壊。私も小さい規模ながら、木を切り倒し開拓してるので、自然破壊しています。なるべく考えながらはやっていますが。

沖縄が観光産業を考えるなら、自然を破壊するのではない方向でいかねばなりませんよね。しかし、来る人を増やそうと思うと、空港の離発着を増やすために埋め立てて空港拡張しようという話になる。なので、破壊かそうでないかの二択ではなく、もっと大きなビジョンが必要だと思います。本当に数だけ追い求めるのか?

率直に言って、今の物の見方の延長線上には答えがないと思うのです。じゃあ答えは?と言っても、それが何かまだわかりませんが、わからないからこそ考え続けて行こうと思います。

創造的なアイデアで、誰もが喜んでやりたがるような解決策があるんじゃないかと夢想しています。

 

エコビレッジの作り方

稲穂のことを応援したいと定期的に訪れてくれている三木さんと語っていた中で、また新たなことを教えてもらいました。いつも、新しい情報を教えていただき感謝です。

農業について

自然農なのに大規模栽培しているという熊崎さんという方がいらっしゃって、実際にお伺いしてきた時に、お一人で作業されているような気さくな方だったということです。

その熊崎さんが元々はEMを使っていたけど、今はFCCというのが良いとかで、その辺のことは私にはよくわかりませんが、調べて見ました。

自然農は奥深いです。農薬などを使う農業はマニュアルみたいなのがありますが、自然農は観察が大事で、生態系を理解するのにある程度時間がかかるイメージです。

エコビレッジ

海外の有名なエコビレッジのフィンドホーンの流れを組む教育プログラムがあり、それが日本でもあり、ガイアエデュケーションという名前でされているとのこと。

この中の鈴鹿でアズワンというグループが面白いみたいです。かつてはヤマギシだったそうですが、人間関係が大事で本音で語り合うことを大事にしていて、共同生活してもいいし、しなくてもいいと。自由なんですね。コミュニティは結局人間関係がうまくいくかが肝ですよね。

実際に動かれていて結果を出されているのは素晴らしいです。私も知らなかったのでチェックして見たいと思います。

そのアズワンさんがやられているお弁当屋さんの本がこちら。


「規則も命令も上司も責任もない!」とは興味深いあり方です。正直に素直に話すことで、自然と役割分担が生まれるのかなあと想像しています。

まずは、エコビレッジデザインエデュケーションをダウンロードしたので、これから勉強を始めたいと思います。183ページもあるので読み応えありそう。日本語であります。

ダウンロードはこちらからフリーでできます。

他にも多岐に渡るお話がありましたが、いくつになっても学ぶ姿勢を忘れない姿に頭が下がりました。

人の関心に関心を持つお話

命の学校 第5回目講義

定期的に自分を見つめ直すいい機会になっている、命の学校に行ってきました。前半は、琉球大学医学部附属病院長で、大学院の教授でもある藤田先生のお話は、想像よりとてもフランクで、ユーモアがあり、スピリチュアルな感じでした。後半は、主催者の樋口先生の講義です。

藤田次郎先生の講義感想

あくまで個人の感想ですが、女性の体に例えて作られた琉球大学病院の庭の話が印象的でした。設計の意図を知らずに、余計に植樹されて、本来の意図通りではなくなっていた庭。その木を切ることで戻そうとするのではなく、本来あったカナメの木の欠損を植樹され戻したら、自然と不思議と他の余計な木が枯れてきたと。説明下手ですいません。

一部のバランスを整えれば、自然と全体も整ってくるようなお話をされていたように私は感じました。これは後に樋口先生が触れていた最も根元的で本質的な一手と通じる話だと感じました。問題ごとに対処する方法では、本質を見ないから、手を打つごとに他の問題がまた起こってくる。生態系の中で、自然も人体も社会も同じことが言えるのでしょう。

医学的な話では、ウイルスの話をされていました。同じ人間に見えても、実は違う人間ということで、沖縄だけに多い疾患、はたまた宮古島だけに多い疾患など、知らない話で勉強になりました。

その地にとどまる人、その先に行く人、同じ人間でも違う性質があることを証明しているのがウイルスと言えるんですね。港町に多いウイルスというのが面白かったですね。

医学ぽい話はあまりなかったのですが、毒を薬にするのはタイミング次第という話が印象に残っています。同じ薬でも、受け取る側の状態で効きも変わってくるのは当たり前ですね。

言葉も、毒にも薬にもなります。子供の方が言葉の意味に敏感で純粋なのも、その場に学びにきている小学生の子から学びました。一言一言、素直だから、それに対する大人も下手な言葉は言えないことを忘れてました。

樋口耕太郎先生の講義感想

根元的でかつ本質的な言葉。適切な言葉を見極めるには、樋口先生が後半で話されていたように、相手に関心を持つだけでなく、相手の関心にまで意識を向けなければわからないこと。

相手は何に興味があるのかな?例えそれがつまらないことでも、意識を向け続けることができるか?自分はそれが苦手でした。つまらない話や興味ないことだと、途端に上の空になっていました。得手すれば、早く話やめろオーラを出していましたね。

自分のことばかりで生きてきた人生ですので、後半戦は他人のためにと思って、人の関心に関心を持つ訓練をしています。

そして、それがただ関心持てばいいわけではないので、また難しいです。その関心が本物でなければ、相手に見抜かれてしまう。言葉では説明できなくても、感覚的にはわかります。雰囲気に現れますからね。

自分のいうことを聞かせるために、関心を持っても相手には響く言葉は出てこないでしょう。私に限らず、多くの人がエゴから相手を見ていると思うので、この訓練は大変です。

経営者ほど、自分を変えずに相手や環境を変えることで望む結果を得てきているものでしょう。だから経営者は孤独だというのです。相手には関心を持たず、自分には関心を持ってもらいたい。私はそういうタイプであったので良くわかります。

自然の中にいると、土や植物のことを無視して、自分の都合で動いてもうまく生きません。人を機械のようにみると、自分だけの関心になってしまうのでしょう。人も自然の一部ということを忘れがちです。

関心の話から自尊心への話へと続いて行くのですが、これはまた面白いので、興味ある方は下記のリンク先もどうぞ。しかし、ヤクーバの話は何度聞いても心打たれるなぁ。

沖縄から貧困がなくならない、本当の、本当の理由

http://politas.jp/features/14/article/616

 

 

The way of every day and a bodhisattva